ライセンスサーバーのセットアップ
このセクションではMac OS XにChaosGroupのライセンスサーバーをセットアップする方法を解説します。
フローティングライセンスの子機ではこのセットアップは不要です。ドングルを接続するライセンスサーバーマシンでのみ必要です。
ドングルドライバーのインストール
お使いのマシンに、既にWIBU-KEYドングルドライバーがインストールされている場合、このセクションはスキップする事ができます。例えば旧バージョンが既に稼働している場合もドングルドライバーのインストールは不要です。ライセンスサーバーのインストールに進んでください。
初めてライセンスサーバーをインストールする場合に限り、まず最初にドライバーをインストールする必要があります。
V-Ray 3.0 StandaloneのZIPアーカイブにはドライバーは同梱されていませんので、下記URLにてWibuKeyの最新ドライバをダウンロードしてください。
http://www.wibu.com/en/downloads-user-software.html
([Search]に“Wibukey”と入れて検索し、WibuKey Runtime for Windows32/64bit(Multi)をダウンロードしてください。)
WIBU-KEYドングルドライバーのインストール手順:
まず、パソコンからWIBU-KEYドングルを抜いてください。
ドングルドライバーのインストール前にドングルを予め刺しておく必要はありません。
事前にダウンロードしたOSX版Wibukeyドライバー「WkRuntimeUser_バージョン名.dmg」をダブルクリックしてマウントしてください。ディスクイメージを開くとWibuKeyのインストールファイルが入ったフォルダが開きます。このフォルダ内にある WkInstall.mpkg をダブルクリックするとドライバーのインストールを開始する事ができます。
インストールラーの指示に従ってインストールを行いますが、インストーラーの初期設定でインストールしてください。カスタマイズ・オプションなどは設定しないようにしてください。全て初期設定で進める事を推奨します。
途中でアカウントパスワードを聞かれるので必ず現在ログインしているユーザー(管理者)のパスワードを入力してください。さもないと書込できずインストールする事ができません。
なお、WibuKeyドライバーのフォルダ内にある、WkView をダブルクリックするとダッシュボード用のウィジェットをインストールする事ができます。ドングルの接続状況とシリアルナンバーをチェックできます。(このウィジェットはV-Rayの動作に必須ではありませんので、インストールしなくても問題ありません。)
ライセンスサーバーのインストール
ドングルドライバーのインストールが完了したら、ドングルをUSBポートに差し込む事ができます。V-Rayライセンスサーバーはドングルが差し込まれているマシンでのみ起動する点に注意してください。
事前にダウンロードした.DMGファイルにはをマウントします。
OSX snow_leopard 用 | vrlservice_adv_30001_snow_leopard_x86.dmg |
ChaosGroupライセンスサーバーのインストール手順:
MacにWibuKeyドングルドライバーをインストールし、ドングルが接続されている事を確認します。
「vrlservice_adv_30501_snow_leopard_x86.dmg」(ディスクイメージ)を、ダブルクリックしてマウントします。
マウントしたディスクイメージの中に「vrlservice_adv_30501_snow_leopard_x86.app」 があるのでダブルクリックして起動します。
起動時にパスワードが求められるので入力してOKを押します。
インストーラーの時指示に従ってインストールを進めます。
ChaosGroupのエンドユーザー向けのライセンス認証が表示されるので、よろしければ “I agree” をクリックして進めてください。
デフォルトのインストール設定が表示されます。特に理由が内限り初期設定の場所をオススメします。なんらかの理由があって変更する場合は “Customize” ボタンをクリックします。
“Customize” ボタンを押すと次のオプションを設定できます。
- Uninstall previous installation - 前のインストールが残っている場合、アンインストールしてからインストールを行います。
- Register V-Ray license service - このオプションをチェックするとライセンスサーバーをOSXのサービス(デーモン)として登録します。次回マシンを再起動すると自動的にライセンスサーバーが起動するようになります。
- Add firewall excption - OSXのファイヤーウォールに ライセンスサーバーを除外するように設定します。
- License Server Directory: - V-Rayライセンスサーバーのインストール先を変更できます。
もし以前にインストールしたライセンスサーバー (License Server 2.0等)が検出されるとインストーラーはアンインストールのメッセージを表示しますのでOKを押します。前のインストールを自動的にアンインストールしてからインストールを実行します。
インストール完了です。
インストール後、必ずマシンを再起動するかログインし直してください。
ターミナルインストール
Mac OSX版のライセンスサーバーインストーラーはGUIを使わずに、ターミナル内でもインストールできます。これを行うには ターミナルからパッケージ内の実行ファイルに -gui=0 オプションを付けて実行します。
$ /Volumes/V-Ray License Server/vrlservice_adv_30501_snow_leopard_x86.app/Contents/MacOS/vrlservice_adv_30501_snow_leopard_x86 -gui=0
あとは指示に従ってインストールしてください。
ライセンスサーバーの開始と停止
OS X用ライセンスサーバーの停止と開始
インストール中にライセンスサーバーをサービスに登録した場合、インストーラーは OSX のスタートアップアイテムとしてVRayライセンスサーバーを登録します。この場合ターミナルウィンドウから /sbin/SystemStarter コマンドを使う事で、ライセンスサーバーを 停止/開始 する事ができます。
$ sudo /sbin/SystemStarter start vrlservice $ sudo /sbin/SystemStarter stop vrlservice
V-Rayライセンスサーバーをサービスに登録していない場合、ライセンスサーバーを以下より手動で起動する事ができます。
Macintosh HD >> アプリケーション >> ChaosGroup >> VRLService >> snow_leopard_x86 >> bin >>vrlservice.app
をダブルクリックして実行します。なお手動で起動したvrlserviceドックのアイコンを右クリックしてログイン時に開かせる事もできます。
ライセンスサーバーの確認とコントロール
V-Rayライセンスサーバーが起動しているかどうか、およびライセンスの消費状況は WEBブラウザー経由で確認する事ができます。
V-Rayライセンスサーバーが起動しているマシン(ドングルが刺さっているマシン)上でお好きなWEBブラウザーを起動し、以下のアドレスにアクセスしてください。
“Get status of the server”のリンクが表示されればV-Rayライセンスサーバーは起動しています。
タブに表示されているバージョンが License Server 3.0 である点に注意してください。License Server 2.0表記の場合旧バージョンのライセンスサーバーです。V-Ray 3.0は動作しないでしょう。
“Get status of the server”のリンクをクリックすると、ライセンスサーバーの状況をモニタする事ができます。ステータスの詳細はこちらを参照してください。
※ライセンスサーバー以外のマシンからモニタする場合は
http://[サーバーのIPアドレスもしくはホスト名]:30304
でアクセスできます。