ここでは蝶の羽のような非常に薄いモデルでもモデル化が可能となった新しい構築手法とその新しい正確なボリューメトリックマスキング機能を利用した手法で得られる結果について紹介します。
1.4.0より以前のバージョンのPhotoScanではポリゴンモデルを構築するためには高密度の点群データと場合によってはそのノイズを手動で取り除く必要があったり、もしくはほぼすべての写真に対して無関係な部分をマスクする必要がありました。新しいメッシュ構築手法では深度マップを直接利用することで高密度のポイントクラウドを予め作る必要がなくなりました。
この記事では蝶のデータセットを例として紹介しますが、このデータはMACROSCOPIC SOLUTIONS, LLCとのコラボレーションによりPhiladelphia Insectarium and Butterfly Pavilionから提供されたものを利用しています。
新しい手法でモデルを構築するにはPhotoScan 1.4の新機能を有効化する必要があります。
ツール » 設定 » 詳細 » “Use visibility consistent mesh generation method”
その状態でワークフロー » メッシュ構築を行います。調整可能なパラメータはメッシュ構築に利用される深度マップの品質のみで、例えばこの設定を中品質にしてメッシュ構築したものが以下の画像のモデルです。

一見するとモデルの全体が構築できているようにも見えますが、モデルの輪郭部分にテクスチャのない白いバックグランドの部分が無駄に生成されてしまっています。
新しい構築手法と正確なボリューメトリックマスキングを組み合わせることでこれらのノイズをマスク一つで取り除くことができます。このマスキングは非常に正確です。マスクされた個々のピクセルはアルゴリズムに対して光子(レイ)が