RailClone Lite/Pro リリースノート
RailClone Lite/Pro 3.0.7
RailClone 3では新しい機能や修正点が数多く存在します。それらの機能や修正点についてはそれぞれ下記を御覧ください。
新機能
- Macro/マクロ機能を追加:この機能では新しいノードをSub-graphsを利用することで作成します。マクロを利用して数値などの値、ジオメトリやジェネレーターを書き出すことも可能
- “Style Editor”内に、システムやユーザーが生成したマクロを保存することが可能な【Macro library】パネルが新しく用意されました。
- 右クリックメニューでマクロの作成や、Macro ノードを右クリック » Edit から選択しているマクロの編集が可能
- “input node”では、マクロを利用してベースオブジェクト指定。 これらはマクロインプットとなります。要確認
- “output node”では、マクロを利用して生成して書き出すファイルタイプを指定します。タイプはセグメントもしくは数値をから選択します。
- マクロを利用して1つもしくは複数のGeneratorsの追加に対応
- 編集/保存/共有が可能な多数のサンプルを用意。これらを利用して作成したカスタムマクロは“user library”に登録することで容易に再利用できます。
- Linear Generatorを平面や閉じたスプラインでアラインするための新しいアルゴリズムを搭載。セグメントのZ軸が最初と最後のスプラインのセグメントによって形成される平面に垂直になるように、初期バンキングアングル(ジェネレータのX回転)を計算します。 この方法は、フレーム、ウィンドウなどを作成するときによりより効果を発揮します。(注1を参照)
- Array GeneratorからExtend X/Y Sizeモードへの“Auto Align”オプションを追加。このオプションで各サブスプラインの自動配列を作成します。
- Array Generator→ Extend X / Y Sizeモードに “Auto Align”オプションを追加しました。 このオプションは、各サブスプラインの自動配列を作成します。 このモードは屋根やパネルに非常に適しています。
2つのモードを用意しており、両方のモードでは、Z軸は常にスプラインによって形成される平面に垂直です。- “X –> XY”: X軸はRailCloneの XY平面に対して平行 (オブジェクトのローカル軸を考慮)
- “to Spline”: X軸は最初のスプラインのセグメントに整列 (“Make first”開始点を指定したり、“Reverse”/[逆向き]配置などに変更も可能)
- Generator A2SからClipping Area → Hierarchy Checking Mode (階層チェックモード)を追加しました。このオプションは、RailCloneがX / Yサイズを拡張するために積み重ねられたスプラインを処理する方法を判定します。
- 'Complete'は元のRC2の動作を使用し、スタックされたスプラインは代替的にジオメトリを包含/除外
- 'None'は各スプラインをユニークに扱い、スタックされたまたは重なり合うスプラインは効果がありません。
- 'By Material ID'は、スプラインに割り当てられたマテリアル IDを使用して、同じ配列に属するものを判別します。
- RailClone追加カラー:
- Forest Colorと同様に動作し、各セグメントにランダムテクスチャと色合いを提供します。
- V-Ray、Mental Ray、非インスタンスジオメトリに対応。
- マップの数は20に増加しました(ForestColorでは10のみ)。
- これからのForest更新では、互換性のあるForestColorとRailClone Colorになります。
トランスフォームノードに “Color Seed”を追加しました。ゼロでない場合、値はRailCloneカラーのランダムシードとして使用されます 。
- 連続マッピング機能(SegmentからMapping)が完全に書き直されました。これで、すべての条件下で正しいマッピングが生成されるはずです。
- 変更が導入されたため、マッピングの表示はRC2と異なる場合があります。
- 変換されていないRC1オブジェクトからのセグメントマッピングはもはや機能しません。オブジェクトをRC3形式に変換する必要があります。
- UV座標の原点(U = 0、V = 0)はベーススプラインに揃えられます。
- ジェネレータに “UVWオフセット”を追加。
- Compose に 'In Sequence'または 'Grouped'モードを追加しました:
- 'In Sequence'では、セグメントの順番に従ってデフォルトの動作が使用されます。
- 'Grouped'では、最初のSegmentをMainとして使用し、ジェネレータシーケンスでのサイズと配置を定義します。他のセグメントは、設定された位置に従って同じ位置に積み重ねられて配置される。
注:Bevel Cornerのような高度な操作は、スタックモードと互換性がなく、誤った結果が生成されることがあります。
- Style Linkingの追加。この機能を使用すると、RCオブジェクトを他のオブジェクトにリンクすることができるため、マスターで行われたStyleの変更はスレーブ上で動的に再現されます。
更新は、Style Editorが閉じられたと際にLibrary Styleをインポートし、または手動で '更新'ボタンをクリックした際に行われます。
マスターオブジェクトからもオプションマテリアルもコピーされます。
パラメータ値は、ユーザーによって変更されたものを除き、マスターからもコピーされます。このメカニズムは、Library/Copy Style操作と同じ方法で動作しますが、その動作は一般設定[General]設定から変更できます。
○Numeric (数値) パラメータに ’Retain Value Mode’ を追加しました。 Retain value機能(Library、Copy Style、Style Linkingプロシージャで使用)の動作をオーバーライドします。 Auto (オート):ユーザーが変更した場合、パラメーター値は保持されます。 Local (ローカル):常にローカルパラメータの値を保持します。 Global (グローバル):パラメータは常にマスターRCオブジェクトから値をコピーして上書きされます。
改善点 V-Ray 3.5のサポートを追加 'Note'ノードが書き換えられました。サイズ変更・ユーザー定義色の定義・子ノードの移動が可能になりました。
- Generator A2S:クリッピングエリアを使用する場合、制限とパディングが無効になります → X / Yサイズを拡張
- YスプラインモードをA2Sジェネレータに追加:Yスプライン(Y / ZまたはX / Y)に使用する座標を定義します。
- X / YはRC 2オブジェクトのモードでした。現在は RC 3オブジェクトはデフォルトでY / Zモードを使用し、より論理的になりました。
- Style→ “Operate On”がデフォルトで “Quad”に変更されました。
- より多くのジェネレータパラメータ(特にコンボ値)をエクスポートすることができます。
- Transform :固定サイズは、他の変換を適用する前に計算されます(例えば回転またはスケール)。
- エクスプレッションエンジンをV3に更新しました。Updated expressions engine to V3変更点:
- return <エクスプレッション>;
- '='が '=='に変わります
- シーンにすべてのセグメントを抽出するオプションを追加しました。
- Export Parameters / Attributesの新しいダイアログを作りました。選択された複数のノード(同じタイプのもの)から複数のパラメータを変更することができます。
- シードパラメータがアニメーション可能になりました。
- Transformノードに “Pivot Offset”を追加しました。
- 次のプロパティをArithmetic→Expressionに追加しました。
'XSplineNextMatID':次のXスプラインセグメントのマテリアル ID。Cornersでは、コーナーの後のセグメントIDを返します。
'YSplineNextMatID':次のYスプラインセグメントのマテリアルID。 'SegmentXRole':Linear Generatorの現在のセグメントの役割。within a row of an Arrayアレイの行内でも使用できます(0 =未定義、1 =デフォルト、2 =開始、3 =コーナー、4 =均等、5 =終了) 'SegmentYRole':Array Generatorでの現在のセグメントの役割(0 =未定義、1 =デフォルト、2 =下、3 =コーナー(未使用)、4 =均等、5 =上)bottom - top 'XVertexIndex' :( Xスプラインの頂点のインデックス) 'XEvenlyNumber':Xパス上の均等位置の数。Evenly 'YEvenlyNumber':Yパス上の均等位置の数。 * 複数のスプラインを使用する際のアレイ生成の方法を変更しました。以前は、すべてのスプライン(Row1のSpline1、Row 1 のSpline2のなど)を使用して行が作成されていました。
現在は、各スプラインに1つのアレイが完全に生成されます(Row1の Spline1、Row2のSpline1など)。 その結果、スプラインのRowサイズが単独で動作します。
その他の変更と修正
- 3DS Max 2010/2011はサポートされなくなりました。
- 新しいノードを作成する際にカテゴリタイトルをキャンバスにドラッグするとクラッシュするのを修正しました。
- XY平面の閉じたスプラインは、反転したオブジェクトを生成するのを修正しました。
- Conditional→Angle:閉じたスプラインの最初の頂点に間違った角度を返すのを修正しました。
- サーフェス表面が適合したスプラインのマテリアルIDを変更するのを修正しました。
- 無効なシーケンス演算子とベベルの問題を修正しました。
- エクスプレッションの 'print'ステートメントは結果を出力しないのを修正しました。
- 修正: “X Spline Start”イベントが各配列行に対してトリガされました(最初の配列行のみ)。
- Start / End / Corner / Evenlyセグメントの “SegmentXCounter”値を修正しました。デフォルトセグメントとは別のカウンタです。
- 三角関数を使用するRC2のエクスプレッションは、度ではなくラジアンを使用するように変換されます。
- 固定:Y Offset> = Generator Paddingの場合、閉じたスプラインのセグメントが消えるのを修正しました。
- General RollupとLister に「表示限界を超えました」がエラーとして表示されないのを修正しました。
- Segment→Deform →Adaptive modeを使用する際、Generator→Zオフセットの問題を修正しました。
- A2Sジェネレータにボトムパッディングを適用する際のY Evenly行のアラインメントを修正しました。
- Style Editorを閉じて他のオブジェクトを選択した際のMaxオブジェクトの不規則な動きを修正しました。
- 閉じたスプラインでEvenlyを使用した際にセグメントが欠落する問題を修正しました。
- 冗長性を排除し、関連するバグを修正できるようにStyle Evaluation が改善されました。
- Listenerが開いているとスタイルエディタを閉じることができないのを修正しました。
- Style Linkingが間違ったオブジェクトに適用され、パラメータが混乱し、予期しない問題が発生するのを修正しました。
- クローンオブジェクトでは、「Retain Value Mode」機能のすべてのパラメータが「未使用」として初期化されるのを修正しました。
- エクスプレッションエディタを開いた状態でRCオブジェクトの選択を解除するとクラッシュするの修正しました。
- 直線スプライン上のベベルとスケールモードのマイナーなバグを修正しました。
- $ .createdVersionは、Copy StyleとLibrary操作で、ソースオブジェクトからコピーされなくなりました。
- Generator→ X Rotationがゼロより大きい場合、Vertical / Steppedモードのアラインメントを修正しました。
- 空のエクスプレッションを使用して演算ノードを接続するとクラッシュする問題を修正しました。
- Style Editor →元に戻す操作では、シーンの状態(位置やズームなど)は変更されません。
- TuboOptimizerモディファイアで動的ジオメトリレンダリングとセグメントによるクラッシュを修正しました。
注1:以前のシーンとの互換性を維持するため、修正された点は新しいRCオブジェクトにのみ適用されます。RCオブジェクトを 最近のリリースで作成されたように“アップグレード”する場合は、そのオブジェクトを選択し、Maxscript:$ .railclone.resetCreatedVersion()から実行してください。
注2:このリリースに含まれる変更により、「Random」ノードと「Randomize」ノードはRC2で作成されたスタイルと異なる値を生成します。RC3で古いシーンをレンダリングする必要がある場合に備えて、結果に影響する可能性があることに注意してください。
2014年8月6日 お知らせ ItooSoftware社は「RailClone」の最新メンテナンスパッチをリリースしました。今すぐ Itoo Software社のユーザーパネルからダウンロードいただけます。(※サブスクリプションが有効なユーザー様のみ)
RailClone Lite/Pro 2.3.4
- クリッピングエリアを使用する場合、Y カウンターが正確に計算されない問題を修正
- 3dsMax 2015 でポイントクラウド表示を使用するとランダムにクラッシュする問題を修正
ノート: 複数のユーザーから 3dsMax2015にてポイントクラウド表示モード時にオブジェクトのピック選択がうまく出来ない報告があります。このの問題に遭遇した場合、以下のMaxSctiptを打ち込んで、3dsMax2015からの新機能 “ハードウェアピックモード”を無効にしてシーンを再読み込みしてみてください。
NitrousGraphicsManager.HardwareHitTestEnabled = false
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http://oakcorp.net/app-def/S-102/blog/archives/category/itoo-software