重い煙の作り方
概要
このページでは、炎シミュレーションに手を加え、重い煙を作る方法を紹介します。結果として生じる煙は上向きに上昇するのではなく沈むことになり、地面にとどまります。
PhoenixFDシェルフのCold Smoke Quick Simulationボタンは、以下の手順に似た効果をもたらしますが、ドライアイスをエミュレートするより洗練された結果になります。
手順
1.シンプルな炎シミュレーションの作成などを参考に炎シミュレーションを作成します。今回は煙が地面に衝突してとどまるように、SimulatorのGridを開きBoundary ConditionsのYをJammed(-)にします。
2.Sourceオブジェクトを選択し、Temperatureを300K以下に下げます。これにより、排出された流体が空気よりも重くなり沈み込みます。
3.SourceオブジェクトのDischargeとSmokeの値を大きくして放出される煙の量と濃度を高めます。
4.Simulatorを選択し、RenderingのSmoke Colorを開き暗い色に変更します。
5.Dynamicsを開きます。Uniform Densityのチェックがオフになっていることを確認してください。
6.Outputを開き、Smokeを有効にしてください。レンダリングに発光する要素が必要でない場合Temperatureも同様にオフにしてください。
7.シミュレーションを開始します。