環境効果

このチュートリアルでは環境設定、空中遠近法,、環境フォグを使用して、霧、ほこり、煙をシミュレートするやり方を学びます。

このチュートリアルを行うには、SketchUp 2019~ のいずれかと、V-Ray 6 for SketchUp プラグインのインストールが必要です。

V-Ray 6 for SketchUpを検討中の方は評価版をインストールしてください。製品版と評価版に機能差はありませんので、評価版でもチュートリアルの内容を行う事ができます。V-Ray評価版案内ページ

以下よりチュートリアルで使用するSektchUpのシーンデータをダウンロードできます。
(シーンはBartomiej Ordon氏による提供です)

リンク切れの場合こちらからダウンロードしてください

お使いのブラウザによっては、アイコンを右クリック » “名前を付けてリンク先を保存”から保存すると任意の場所にZipファイルをダウンロードできるかもしれません。

シーンは Zip形式で圧縮されていますので展開してご利用ください。


SketchUpを起動し、上記からダウンロードしたシーン “05_Environment_Effects_Start.skp” を開きます。
シーンを読み込むと以下のように見えると思います。

続いて、インタラクティブレンダリングを行ってみましょう。

では環境効果を加えていきましょう。
“Asset Editor”を開いて“Setting”タブを開きましょう。その中から“Volumetric Environment”タブをオンにしましょう。

すると、すぐにVFB上に変化が現れましたね。

こちらTypeの中から2つのAerial Perspective(空気遠近法)Environment Fog (環境フォグ)が使用できます。このパートではAerial Perspective(空気遠近法)の学習をします
ではまず、“Visibility Range(可視範囲)“の設定を行っていきましょう。
値を5000に設定しましょう。こちら値が低いと霧が濃くなり、逆に値が大きいと空中遠近法の効果が低下します。

この5000という値はメートル単位で設定されています。
ではこんどは”Atmosphere Height(大気の高さ)“を設定していきましょう。 値を300に指定します。

いい感じになりましたね。

Asset Editorを開いてレンダリングの設定を行いましょう。
まずは”Render”タブから、“Engine”を“RTX”に、“Quality”を“High”に、“Denoiser”を“V-Ray”から“NVIDIA AI”に切り替えましょう。

次はRender Outputを開いてImage Width/Hightにて横640、縦800に設定しましょう。

レンダリング設定が終わったら今度はカメラパネルにてRender_Camera_Fogに切り替えましょう。

VFB上でもカメラが切り替わったことが確認できましたね。

ではこのパートでは環境フォグについて学習するので、“Volumetric Environment”タブにて“Type”をEnvironment Fogに指定します。

すぐに変化が確認できましたね。

では、また設定をつめていきましょう。まず、“Hight”の値を1000に設定します。こちら、霧の高さを設定することができます。

全体的に暗くなってしまいましたね。霧の中に光が十分に散らばっていないのが原因です。

では全体的に光が散らばるよう、“Scatter GI”を有効にしてあげましょう。

明るくなりました。しかし、GIを有効にすることによってレンダリング時間もよりかかりますので注意が必要です。

ではLightタブに移動して、Sphere Light_Wallを有効にしましょう。

霧の中で照明の光が散らばっていることが確認できます。

ではさいごにレンダリングの設定を行っていきましょう。

Interactiveをオフにします。

DenoiserをNVIDIA AIからV-Ray Denoiserに切り替えましょう。

Render Outputを開いてImage Width/Hightにて横1200、縦1500に設定しましょう。

ではレンダリングを行ってみましょう。

最後に忘れないよう、書き出した画像の保存先を指定してあげましょう。VFBの上にあるoutput image fileをクリックし、自分が保存したい場所を指定してあげましょう。

お疲れ様でした、これにて環境設定のチュートリアルはこれで終わりです。

  • 最終更新: 2024/06/18 03:18
  • by oakcorp