ライセンスタイプを切り替える
概要
Chaos製品では「クラウドライセンス」と「ライセンスサーバー」の2つのライセンスモデルを使用できます。
「クラウドライセンス」では最もシンプルな認証手段を提供します。ユーザーはアプリケーションからChaosアカウントでサインインするだけです。インターネット接続があればどこからでも製品を使用できます。
「ライセンスサーバー」型は、セキュリティの厳しい環境で複数のライセンスを自動分配する場合に便利です。
また、製品と一緒にインストールされるライセンス設定変更ユーティリティを使用して、ユーザーはいつでも認証タイプを変更できます。このユーティリティは、「ライセンスサーバー」使用する場合にライセンスサーバーのIPアドレスを設定するためにも使用できます。
ライセンス設定の変更ユーティリティ
プログラムを直接実行する事もできます。起動場所はインストールしたChaos製品によって異なります。
ユーティリティの実行ファイルは setvrlservice です。以下の場所にインストールされています:
- Enscape – C:\Program Files\Enscape\tools
- V-Ray for 3ds Max – C:\ProgramData\Autodesk\ApplicationPlugins\VRay3dsMax2025\utils
- V-Ray for SketchUp – C:\Program Files\Chaos\V-Ray\V-Ray for SketchUp\extension\vray\bin\
- V-Ray for Rhino – C:\Program Files\Chaos\V-Ray\V-Ray for Rhinoceros\vrayappsdk\bin\
- Envision – C:\Program Files\Chaos\Envision\bin
- Vantage – C:\Program Files\Chaos\Vantage
- Anima – C:\Program Files\Chaos\Anima
- Corona – C:\Program Files\Chaos\Corona\tools
ユーティリティの実行ファイルは setvrlservice です。以下の場所にインストールされています:
- Enscape – /Library/Chaos/Enscape/tools/
- V-Ray for SketchUp – /Applications/Chaos/V-Ray/V-Ray for SketchUp/extensions/vray/bin/
- V-Ray for Maya – /Applications/Chaos/V-Ray/Maya2026/maya_vray/bin/
ユーティリティの実行ファイルは setvrlservice です。以下の場所にインストールされています:
- V-Ray for Maya – /usr/Chaos/V-Ray/Maya2026/maya_vray/bin/
- V-Ray for Houdini – /usr/Chaos/V-Ray/Houdini_20.5/appsdk/bin/
setvrlservice ユーティリティのパラメーター
Cloud Licensing (recommended)
デバイス上の全てのChaos製品を、ライセンスサーバーを介さずにChaosライセンスに直接接続するように構成します。クラウドライセンスをサポートしていないChaos製品バージョンでは、従来のライセンスサーバー型認証の設定が引き続き使用されます。クラウド対応バージョンはクラウドライセンスを使用し、クラウド非対応の旧バージョンはライセンスサーバー設定を使用します。
License Server
デバイス上の全てのChaos製品を、従来のライセンス サーバー型認証で接続するように構成します。
こちらを選択した場合、ライセンスサーバーのIP アドレスを入力する事ができます。
License Server Configuration (従来型ライセンスサーバー設定)
License Server
ローカルネットワーク内のChaosライセンスサーバーのIPアドレスを指定します。ネームドライセンスの様に製品と同じデバイス上で動作するライセンスサーバーに接続するように製品を構成するには 127.0.0.1 または localhost と入力します。
フローティングライセンス対応製品を購入していて、同じローカルネットワーク内のリモートライセンスサーバーに接続するには、ライセンスサーバーが動作するマシンのIPアドレスを入力します。
Override Port (Default 30304)
このオプションは、このポートが別のアプリケーションによって使用されている場合、または Chaos License Server の複数のインスタンスが同じデバイス上で実行されている場合に、デフォルトのポートを変更するために使用できます。通常はそのままで構いません。
Show Alternative Servers
こちらはオプションです。こちらを使用すると、同一ローカルネットワーク内にある複数のChaos License Serverインスタンスのいずれかに接続するように製品を設定できます。クリティカルな状況では複数のChaos License Serverが使用されます。代替サーバーが設定されている場合、製品はライセンスを取得するためにIPアドレスに次々と接続を試みます。
コマンドラインから変更
setvrlservice はコマンドプロンプトまたはターミナルで実行できます。
コマンドラインパラメーター
- -cloud-server :ライセンスモードを変更します
-cloud-server フラグを値なしで使用すると、クラウドライセンスが有効になります。クラウドライセンスを無効にしてライセンスサーバーを使用するように切り替えるには、フラグの値を 0 に設定してください。
setvrlservice -cloud-server /*クラウドライセンス有効*/ setvrlservice -cloud-server 0 /*従来ライセンスサーバー使用*/
- -server: Chaos製品が接続するライセンスサーバーの IP アドレスを変更します
setvrlservice -server=<サーバー名または IP>
値が localhost または 127.0.0.1 の場合、Chaos製品は同じデバイス上でローカルに実行されているライセンスサーバーに接続します。ネームドライセンスではこの設定にしてください。それ以外の値の場合、Chaos 製品は同じローカルネットワーク内の別のマシンでリモートに実行されているライセンスサーバーに接続します。フローティングライセンスが利用できる製品ではローカルもしくはリモートどちらでも利用可能です。
詳細については、-help フラグを使用してヘルプメッセージ全体を参照してください。
設定はどこに保存されるのか?
ライセンス設定は vrlclient.xml というファイルに保存されます。このファイルは以下の場所に見つかります。
- Windows: C:\Program Files\Common Files\ChaosGroup
- macOS: /Users/<user>/.ChaosGroup/
- Linux: /home/<user>/.ChaosGroup
ライセンス設定変更ユーティリティとChaos製品インストーラは、同じファイルを読み書きします。代わりに、テキストエディタでvrlclient.xmlファイルを直接編集することもできます。ファイルの編集には管理者権限が必要です。
Proxy 経由でクラウドライセンスにアクセスする
以下の場所に保存されている vrlclient.xml というファイルを見つけてテキストエディタで開きます
- Windows: C:\Program Files\Common Files\ChaosGroup
- macOS: /Users/<user>/.ChaosGroup/
- Linux: /home/<user>/.ChaosGroup
vrlclient.xml内に以下が見つかります、自社のProxy設定を入力して上書き保存してください。
<ProxyHost></ProxyHost> <ProxyPort>0</ProxyPort> <ProxyUserName></ProxyUserName> <ProxyPassword></ProxyPassword>