クラウドベースによるフローティングライセンス

クラウドベースのフローティングライセンス機能を使用すると、ユーザーとチームはライセンスの共有プールを完全にクラウド経由でフローティング使用できます。

この機能により、ユーザーは会社にライセンスサーバーを設置する必要が無くなり、VPN 経由で会社のネットワークに接続したりする必要も無くなります。社員は世界中のどこからでもライセンスを使用できるようになります。

詳細なワークフローについては、ビデオを参照するか、以下をお読みください。

管理者は、組織内の全てのメンバー (またはゲスト) とフローティングライセンスを共有できます。フローティング共有が有効な組織に追加されたユーザーは、デフォルト設定で Chaos製品をインストールし、自分のChaosアカウントで製品にサインインすることで、ライセンスを共有して使用できます。

デフォルトでライセンスを購入したChaosアカウントは組織(Organization)であり、そのアカウント所有者は管理者(Administrator)となります。
管理者は、他のユーザーを組織に追加し、フローティングライセンスを共有できます。

my.chaos へライセンスを購入したEmailアドレスでログインし、上部ツールバーに Organization タブが表示されているかご確認ください。 Organization タブが表示されていない場合、support@oakcorp.net までリクエストしてください。

まだ組織にユーザーを追加していない場合、「Users」の横にある[…]メニューに移動し、「Invite users (ユーザーを招待)」を選択します。

ユーザーのEmailを入力し組織へ招待します。この手順の手順についてはこちらのページを参照してください。

クラウド・フローティングライセンス共有を有効にするには、オプションの横にある[…]メニューを開き、Enable Floating license sharing (フローティング ライセンス共有を有効にする) をクリックします。

この時点で、組織内の全てのユーザーが共有フローティングライセンスを使用できるようになります。
フローティングライセンス共有が有効になっている場合、ノードロック (またはSolo) ライセンスは影響を受けません。代わりにノードロック・ライセンスは個別に割り当てられます。


管理者が組織にユーザー(Email)を追加すると、ユーザーは招待メールを受け取ります。招待されたユーザーのEmailアドレスでまだ Chaos アカウントを作成していない場合は、受信した招待メールに記載されているリンクに従ってアカウントを作成できます。既にChaosアカウントを作成している場合は特に問題なく組織に追加された旨通知メールが届きます。

Chaos製品をデフォルト設定でインストールします。これにより、Chaosライセンスユーティリティがローカルにインストールされます。プロンプトが表示されたら、(組織に招待された)ユーザーのChaosアカウント(Email)でサインインするだけです。


会社のLAN上に Chaos License Server をセットアップしてフローティング ライセンスを利用していて、クラウドベースのフローティングライセンス共有のセットアップに移行したい場合は、次の手順を実行します:

  • 管理者は、my.chaos ポータルの [Organization] タブで [Floating License Sharing(フローティング ライセンス共有)] オプションを有効にする必要があります。
  • 全てのライセンスは管理者に割り当てる必要があります。組織内の個々のユーザーにライセンスを割り当てており、それらのライセンスをクラウドベースのフローティング共有にしたい場合は、ユーザーへの割り当てを取り消す必要があります。
  • 管理者は my.chaos ポータルを通じて、クラウドベースのフローティングライセンス共有を使用するユーザーを管理者の組織に追加する必要があります。
  • ユーザーがローカルネットワーク上のフローティングライセンスサーバーに接続するように Chaos 製品をセットアップしている場合、Chaos製品を再インストールし、インストーラーのAdvancedオプションでライセンスの参照先を localhost に設定する必要があります。その後、ユーザーはローカルのライセンスサーバー管理画面で、ユーザーのEmailを使用してChaosへサインインする必要があります。


  • フローティングライセンスの共有は、V-Ray Coronaのプレミアム/エンタープライズ ライセンス、ENSCASPE/ANIMA ALLのフローティング ライセンスでのみ利用できます。固定ライセンスまたはソロライセンスはユーザーに割り当てる事ができますが、共有フローティングプールの一部にすることはできません
  • 管理者に割り当てられているライセンスのみが組織(Organization)と共有されます。個別にユーザーに割り当てられたライセンスは、ユーザーへの割り当てが取り消されない限り、共有プールの一部になりなりません。
  • 共有できるのは組織が所有するライセンスのみです。管理者がメンバー/ゲストである別の組織から管理者のアカウントに割り当てられたライセンスは、共有プールの一部ではありません
  • 組織のフローティングライセンス共有を有効または無効にできるのは管理者(Administrator)のみです
  • クラウドベースのフローティングライセンスは、メンバーまたはゲストがオフライン環境で使用するために借用することはできません。ユーザーがライセンスを借用できるようにするには、ライセンスをそのユーザーに個人的に割り当てる必要があります。管理者が製品ライセンスをユーザーに割り当てる方法の詳細については「SSPのユーザー管理」ページを参照してください
  • 組織ユーザーはフローティング共有ライセンスを使用できますが、ユーザー側のライセンスリスト(http://localhost:30304/#/)には利用可能製品の詳細は表示されません
  • Enscape ユーザー: ここで説明するクラウドベースのフローティングライセンスのセットアップが利用できるのは、Enscape 4.1 以降を対象としています。Enscape 4.1 以降ではライセンスシステムがChaosライセンス
  • 最終更新: 2024/10/01 10:40
  • by oakcorp